こんにちはユキです。
私は長年企業の秘書をしており、慶弔の対応に携わる機会に多く恵まれました。
初めのうちは慶弔の「けの字」もわからず失敗ばかりしていましたが、上司の指導や同僚のアドバイス、葬儀社・ホテル・百貨店などの慶弔のプロの人たちからの助言など、大勢の方から言われたことを、頭の中やパソコンにインプットしたり、ノートに書いたり、日記に残すようにしながら、少しづつ慶弔のスキルを身につけてきました。
お陰様で今では皆さんに慶弔についてのお話ができるようになりました。
会社は退職しましたが、今でも秘書的な仕事をしており、企業での秘書時代に得たノウハウを活用しながら慶弔対応に携わっています。
私が長年の秘書生活で慶弔に対応していたこと、慶弔に関して感じたこと、慶弔のスキルアップに役立ったことなどを、私をここまで育てていただいた人たちへの感謝の気持ちも込めて、私の秘書時代の日記帳を紐解くように、頭の中、パソコン、メモなどから慶弔のノウハウを取り出し、皆さんに少しでも役立つ記事をご紹介したいと思います。

このブログは会社で慶弔に携わっている秘書や総務などの皆さんを対象にしています。
ビジネスシーンで取引先の社長の訃報(ふほう:人が亡くなったという知らせ)や、取引先のご子息の結婚のときなど、どのようにすればよいか困った経験をお持ちの方は多いと思いますが、そのようなときにこのブログを参考にしてもらえれば幸いです。
また、プライベートでも慶弔の対応することが多々あると思います。
そのようなときにも、このブロブが役に立てればと思っています。

そもそも慶弔(けいちょう)とはなにか?
広辞苑には次のように書いています。
吉事を祝うことと凶事を弔うこと。また、よろこび事ととぶらい事。
つまり、結婚や長寿などのおめでたいことを一緒に喜んだり、死去や災害などの不幸を一緒に悲しんだりすることだと思います。
それを先人たちがしきたりとしてマニュアル化したものが、慶弔ルールになっていると思います。
本来、慶弔対応で一番大事なことは、おめでたいことがあった相手にお祝いの気持ちを伝えたり、不幸事があった人に慰めの気持ちを伝えることで、その手段としてお祝いの品を贈ったり、故人へのお供えをするのですが、ともすればそれが目的になってしまい、気持ちを届けるということが希薄になっているのではないかと思います。
私も秘書になりたての頃は、そんなことは全く考えず、結婚祝いや香典の相場はいくらで、熨斗袋の表書きはどうすればいいのか、というように慶弔ルールに書かれている表面上のことだけを見ていました。
ですが、年数が経っていくと少しではありますが、慶弔の本質について思いを馳せた対応を考えられるようになったような気がします。

慶弔にはガイドラインがありますが、これが絶対に正しいというルールはないと思います。
その時その時、ケースバイケースで対応が異なる場合が多々あります。
何が正しくて何が間違っているか。それは相手の気持ちが良くなるか悪くなるかで決まると思います。
私が今まで対応した事例は、間違っていたことも多くありますので、それが正しいものと判断しないで、このような考えもあるのだと参考にしてください。
特にビジネスシーンで慶弔対応に困った人は多いと思いますが、そのような人に少しでもお役に立てればと思っています。
その上、プライベートな場面での慶弔対応にもお役に立てれば、こんな嬉しいことはありません。
私の慶弔よもやま話におつきあいいただければ幸いです。